ラグビーの世界一を決めるラグビーワールドカップ2019TM日本大会が開催されています。
開会式の後に戦った開催国の日本代表。ロシア代表と対戦し「30 対 10」でみごと初戦を勝利しました。
日本代表はこれでボーナスポイントを含め勝点5点を獲得。
そこで「ボーナスポイントとは一体なんなの?」っと気になった方も多いと思います。
試合を放送で見ているとボーナスポイントといった言葉が飛び交います。
実はラグビーはこのボーナスポイントが非常に重要なんです!
ということで今回は、ラグビーのボーナスポイントのルール、そして勝点の計算方法等についてご紹介します。
ラグビーのボーナスポイントとは?
ラグビーの予選リーグでは、勝ち点を競い合う4試合ずつの総当り戦。
勝ち点が多い上位2チームが決勝トーナメントに出場します。
そこでまずは予選リーグの勝ち点のルールについて解説します。
勝点の計算方法|ボーナスポイントって何?
試合に勝利すると勝ち点は4点。引き分けだと2点。負けると勝ち点は0点となります。
勝利:4点
引き分け:2点
負け:0点
さらに、ボーナスポイントがあり、1試合で4回以上トライを成功すると勝点1ポイントを獲得します。さらに試合に勝利すると勝点5点(勝利4点+ボーナスポイント1点)を獲得します。
また、たとえ試合に負けたとしても7点差以内での敗北であれば勝ち点1点を獲得できます。
1試合中に4回のトライを成功:1点
7点差以内での負け:1点
ラグビーの予選リーグはボーナスポイントがあるため単純に試合の勝敗だけではなく勝ち点のポイントによる成績を競い合うものとなります。
【ラグビーワールドカップ2019】の予選リーグのルール|グループ突破の条件は?
ラグビーワールドカップ2019TM日本大会の予選リーグは、20チームが参戦。その20チームは、5チーム毎の4プール(A〜D)に別れます。
我らが日本代表は「プールA」。
アイルランド
スコットランド
ロシア
サモア
日本
計4試合の勝ち点が多い上位2チームが決勝トーナメントに進出します。
予選リーグの勝点とボーナス点について解説
前回大会のワールドカップでは日本は予選リーグで3勝するも決勝トーナメントに出場することができませんでした。
その理由はボーナスポイントです。
例えば、グループリーグで同じ3勝1敗のチームが3チーム並んだとします。
B 3勝1敗
C 3勝1敗
D 1勝3敗
E 0勝4敗
3試合の全てで「4回のトライを成功 」していれば、ボーナス点が追加され勝ち点に大きな差がつきます。
勝利4点+ボーナスポイント1点×3試合=15点
B 3勝1敗
勝利4点+ボーナスポイント0点×3試合=12点
このようにボーナスポイントが計算され3点差のポイントが付いてしまいます。
さらに負けたとしても、点差が7点差以内であればボーナスポイントが1点加算されます。
仮に3勝1敗のうち敗戦した試合の点数差が7点以内であれば勝点1点を獲得。
勝利4点+ボーナスポイント1点×3試合=13点
このように総合の勝ち点に差がついてきますので、負け試合でもなるべく点差が離れないようにしなくてはいけなかったり、トライを4回以上成功させたりと予選リーグを勝ち抜くための戦略が必要となります。
ラグビーのボーナスポイントとは何?ルール・勝点の計算方法を解説|まとめ
ラグビーの予選リーグの試合はボーナスポイントがあるため、最後の最後まで気の抜けない熱い戦いが繰り広げられます。
敗戦したとしても、トライを4回成功させ7点差以内の敗北であれば、勝ち点2を獲得できます。
ここが非常に重要になってくるという事ですね。そのためラグビーの試合の解説でボーナスポイントという単語が頻繁に出てくるわけです。
とはいえ初戦を見事勝利で収めた日本代表。4トライを成功させたらボーナスポイントも加え勝点5点を獲得。
さらに最高の滑り出し切ったラグビージャパン!さらなる日本代表の活躍を応援しましょう。
コメント